PV-Net 静岡地域交流会からのお知らせ

NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)の地域チャプター「静岡地域交流会」の活動紹介です

2/23(土) 据置型リチウムイオン電池、EV・PHV車を利用した19年問題対応勉強会

2019年11月、10KW未満の太陽光発電の余剰電力買取期間が終了します。その数は11月~12月だけでも約53万件、翌年以降も毎年20万~30万件が期限切れを迎えると言われています。資源エネルギー庁では、「(終了後の選択肢として)小売電気事業者などと個別に契約し、余剰電力を買取ってもらうことができます。買取者が一時的・例外的に不在となる場合には、一般送配電事業者が無償で引き受けることになります」と説明しています。

大手電力会社10社のうち、現時点で買取の継続を表明しているのは7社。北海道電力東京電力四国電力については、まだ買取継続の表明を行っていません。一方、新電力では、スマートテックが10円/kWh(2年間限定)、Looopでんきが6円/kwhなど、いち早く買取価格を発表する事業者も現れています。このほか、積水ハウスTOKAIホールディングス、丸紅新電力、NTTスマイルエナジーなども買取の意思を示しています。買取に関する具体的なメニューの発表が始まるのは2019年4月以降とされていますが、今からでもその対策・対応を考えておくことは重要でしょう。以下に4つの選択肢を挙げてみます。

  1. このままにして置く
  2. 買取先を選んで契約する
    中部電力東北電力が提案している預り電力等
    ・新電力(Looopでんき:6円/kwh)

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    電力会社買い取り
  3. 自家消費を増やす
    3.1  自家消費の環境価値化。環境省事業でのブロックチェーンを用いた環境価値取引
    3.2 エコ給湯等夜間電力を使っていた電力を日中に行い自家消費を増やす。
    3.3 据置リチウムイオン電池を設置し、朝夕の電力として使用する。4kWhで90万円程度
  4. 3.4 EV車、PHV車に充電し利用する。国は将来ガソリン車の製造辞め、EV・PHV車の製造に移行の方針。EV車にした場合の燃料費は10分の1程度

今回の勉強会では「3.2 据置リチウムイオン電池」「3.3  EV・PHV車への充電」を取り上げ、講師を招き勉強を行います。

現在気になっている疑問点として以下があります。

【据置リチウムイオン電池
・採算性(Looop:4kwhで80万程度、ニチコン:4kwhで100万程度)
・ストレージパリティ:6万/kwh。鉛蓄電池&GTIの利用3万/kwh以下
・パワコンを対応できる物に交換か? 自立運転可能か?
・電池が有効に使用されているか?
・使用する範囲が限られる。
・停電時のパワコン利用方法、直流充電、太陽光発電の有効利用

【EV車、PHV車への充電】
・PV充電での燃費の改善
・EV、PHVの電力を家の中での利用方法(EVパワーステーション、V2H)
・EVパワーステーション、V2Hの価格(三菱:150万円、ニチコン:中級モデル80万円程度19年1月発売開始)
・ パワコンの交換の必要性? V2H給電時、逆潮が発生しない様動作する仕組み
・停電時の対応。
・電力会社系統線の切り離し。AC200V50/60Hz電源発生無負荷時の動作
・据置リチウムイオン電池との併用性
・EV、PHV車2台以上保有の場合対応

また、自家消費の環境価値化の関連性等も考えられます。 


【日時】2019年2月23日午後1時半より/5時より交流会実施

【場所】三島市本町 本町タワー三島市民活動センター4階第2会議室]

【講師】
1.自家消費環境価値の取り組み(50分) PV-Net代表理事 都筑 建
2.ハイブリッド据置型リチウムイオン電池(1時間15分) 田淵電機(予定)
3.EV、PHV利用におけるV2H(1時間15分) 三菱電機 井出 様

【参加費】講習会資料代 500円/交流会費 4,000円

【参加希望連絡先】
交流会代表 田中東紀男
電話/FAX:055-963-9167 / 携帯:090-8542-4070 / メール:tanaka.toki@sf.tokai.or.jp

直接参加もできますが、資料準備の関係もあり、事前に申し込み頂ければ有難いです。