PV-Net 静岡地域交流会からのお知らせ

NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)の地域チャプター「静岡地域交流会」の活動紹介です

8月開催「2019年問題」とどう向き合う?(県内「東・中・西」連続勉強会)

f:id:pvshizuoka:20180803003043j:plain

デジタルグリッド社が今後構築を計画する「ポストFITプラットフォーム」

余剰電力買い取り制度の開始から、来年10月で10年を迎えます。この買い取り制度終了後の扱いがどうなるのか? 現在、非常に不透明な状況にあります。これを「2019年問題」と言い、わたしたちPV所有者にとっての関心の的となっています。

買い取りの義務が終了したあと、電力会社はわたしたちの電気をいくらで買ってくれるのでしょうか? いやいや、従来の電力会社からは「買い手が見つからなければ、タダでもらってあげてもいいよ」というような声も聞こえてきます。 

わたしたちPV所有者が考えなければならない方向性について、一例を以下に挙げます。

  1. 自家消費に回す
    これまでとは発想を変え、電気は自宅で消費してしまう方が“得“となります。エコキュートも夜間電力ではなく昼間の太陽光の電気でお湯を沸かす。自家消費にはバッテリーの活用もカギになることから、すでに様々な業者がバッテリーの売り込みに来ています。しかし高額なバッテリーの採算は取れるのでしょうか?

  2. EV車を購入して、蓄電池として活用する
    (省略)

  3. PV-Netが協力するモデル事業に参加する
    今年度、環境省では「ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値創出モデル事業」を募集し、次の2つのプロジェクトが採択されました。

    ①「デジタルグリッド技術を用いた自家消費される再エネCO2削減価値の事業者向け取引・決済システム検討事業」(採択事業者:デジタルグリッド
    ②「自家消費される再エネCO2削減価値の地方部等におけるCtoC取引サプライチェーン検討事業」(採択事業者:電力シェアリング

    PV-Netは両プロジェクトに参加・協力するとしており、近くこれらの実証実験が始まります。6月に東京で開催された「太陽光発電所長大集合イベント2018」でもメインのテーマとして扱われました。 

今回、PV-Net静岡地域交流会では、主に3番目の環境省のモデル事業についての内容について、地域でしっかりと学ぶために、県東・県中・県西の3ヵ所で勉強会を開催することにしました。

そう聞くと何か難しいことのように感じますが、つまりは『2019年問題(余剰電力買い取りが逐次終了する問題)において、発電所長はどうすればよいのか? ポストFITとは? 環境省ブロックチェーン事業が目指す取り組みと、その先にある電力取引の未来についてまず知ろう。そして理解できたら参画しよう』というものです。

「賢い発電所長」になるために、さまざまな知識を身に着けてエネルギー問題の先覚者を目指したいものです。

  1. 静岡会場:8月7日(火)18時~21時/静岡交通ビル3階
  2. 三島会場:8月8日(水)18時~21時/三島商工会議所4階C会議室
  3. 掛川会場:8月12日(日)13時30分~16時30分/掛川生涯学習センター

直接各会場へお越しいただいても構いませんが、資料などの準備のため、お申込みいただければ助かります。

【申し込み・お問い合わせ】
太陽光発電所ネットワーク静岡地域交流会
TEL:090-8542-4070(田中)
Eメール:tanaka.toki@sf.tokai.or.jp