古くは1993年から始まった住宅用太陽光発電は、当初、環境問題に強い意識があった人や、その技術に興味があった人々が導入したとされております。その後、広く普及するまでには至らない時代が長く続きましたが、2009年、政府が余剰電力買取制度(現在は固定価格買取制度[FIT]へと移行)を開始。また補助金制度も復活させるなど、さらなる普及支援を行いました。多くの方がすでにご存じのように、FITによる売電価格は10年間固定と定められており、その終了を迎えられる方々が、今年11月より誕生します。FIT終了を迎えた先の対応、準備はどのようにお考えでしょうか。
東日本大震災をきっかけに、電力自由化への流れが始まるなど、電力における選択肢は多様化しています。売電先や環境価値の行方も、これまでとは大きく様変わりすると思われます。
売電先を選択するにあたり、掛川市は「地域新発電会社」を立ち上げようと準備を進めております。現在、全国各地の自治体や企業、市民が共同して新電力会社を設立する動きが相次いでおり、その1つともいえますが、事業に対する意義や想い、仕組みは、千差万別です。この度、掛川市が掲げる「意義、想い、仕組み」を聞かせていただく学習会の機会を設けることができましたので、ご案内させていただきます。
本学習会では同時に、関連するエネルギー事情、環境事情、環境価値・グリーン電力証書などについても学ぶことができます。そして、これからのエネルギー対応としての蓄電池や電機自動車に関する重要なポイントなども併せてご紹介します。どうかお気軽にご参加いただければと思います。
学習会「家庭用蓄電池と太陽光発電の未来展望」
- 日 時:8月17日(土)13:30~17:00
- 会 場:掛川市役所本庁舎東館 4階会議室(〒436-8650 静岡県掛川市長谷一丁目1番地の1)
- 内 容:
①「FIT後の電力、そして環境価値とグリーン電力証書」
都筑 建(認定NPO法人太陽光発電所ネットワーク代表理事)
②「掛川市の地域電力構想」
掛川市環境政策課
③「家庭用蓄電池とV2H」
西山昌樹(ニチコン株式会社蓄電池企画部)
- 参加費:無料
- 共 催:掛川市役所
- 申込み:下記の連絡先までお名前、参加人数、ご連絡先をお知らせ下さい。
- 締 切:8月11日(日)
- 連絡先:
PV-Net静岡代表 田中東紀男(タナカトキオ)
TEL:090-8542-4070
Mail:tanaka.toki@sf.tokai.or.jp